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ネームプレートの活用

 私の勤務地では、意見を板書に記すだけでなく、ネームプレートを使って、誰の意見なのかを示しています。
 授業のユニバーサルデザインを提唱している村田先生は次のように言います。

板書でぜひ行いたいのが、意見に児童名を添えて板書することです。
 発達障害の子どもたちの中には、自分の学習に自信がもてない、どのように学べばよいのか、どのように表現すればよいのかが分からない子どもがいます。
 その子たちには、認められた、ほめられたという気持ちが必要です。
 もちろん、それは、発達障害の有無にかかわらず、どの子にとっても必要です。
 自分が発表した意見が板書されるだけでも十分にうれしいことです。
 そこに、自分の名前が添えられ、「○○さん方式」などと命名されたら、どんな気持ちになるでしょう。
 自分の考えが仲間に認められ、仲間の役に立つ、その喜びを板書を通じて味わわせたいものです。     (村田辰明『社会科授業のユニバーサルデザイン』東洋館出版社、2013)

 支援を要する子どもたちは、話し言葉を覚えていることはなかなか難しい。しかし、板書に意見が描かれていると、「△△という意見につけ足しで~~」と発言をつなげて話すことができます。
 さらに、ネームプレートによって誰が発言した意見かがわかるようになっていると、黒板を見ながら、
「○○さんの△△という意見とちょっと違って~」という話し方ができるようになります。
そして、「○○さん」と名前が飛び交いながら意見が出てくるので、聴く意識をもつことができ、意見の出し合いではなく、聴き合いの授業となっていきます。
 また、友達の意見を使いながら、自分の考えを深めて書くときにも、ネームプレートのある板書は助けになります。
 このように「話す」「聞く」「書く」という活動において、ネームプレートの貼られた板書は有効な支援ツールとなるのです。

 ネームプレートは、教師が使うだけではありません。子どもたちが使うこともできます。
係を決める際に、設ける係を出し合って板書に書いたのち、「どの係を希望しますか。ネームプレートを貼ってきてください」と言えばいいです。子どもたちが黒板前に来て、自分のネームプレートを貼ります。それで何がやりたいのか意見表明となります。
 さらに、「ごんのこの気持ちに賛成ですか。反対ですか。ネームプレートを貼りに来てください」と伝える。子どもたちの考えの分布をすぐに知ることができます。
 そして、これらは教師だけでなく子どもたちも見ることができます。全体の分布を見ていくことで、意見を変える子も出てきます。これは意見を変えてよいのかを確認したうえで、そのことを認めていくことができます。
 「ネームプレートを貼りに来る」ということは小さな動作となります。授業のなかに小さな動作を入れることで集中の持続につなげることができます。また、言葉を発することが苦手であったり難しい児童も「ネームプレートを貼る」ということで、自分の意見を伝えることができたということになります。教師は、その動きを認めることができます。言葉を発することが難しい児童も聴き合いの授業に参加することは可能なのです。
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Teru3128

Author:Teru3128
小学校、特別支援学級の担任です。
今年度で教職14年目。
教師修業をぼちぼちと進んでいます。

本年度は、特別支援学級における「道徳授業」を追究する一年間です。
失敗から見えてくるものを大切に、授業実践の楽しさに浸っています。

そして、今年は有田実践からも学び広めていきます。

心を耕し、技術を磨いていきます。
よろしくおねがいします。

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