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個別の指導が多くなるからこそ、集団での学びを重視する

特別支援学級在籍の児童生徒は、個々に発達段階や課題が大きく異なります。当然、学年も違います。一つの教材で一斉形式での授業は難しくなります。とりわけ、国語や算数の授業は、個別で指導を進めることが多くなります。教具や具体物を使って授業を展開できる時もあれば、プリントを使って進める場合も出てきます。
ややもすると、授業時間のほとんどを個々で取り組ませる時間となってしまいます。そして、このことを「個々に課題が違うのだから当然である。」「一つの教材で授業など、この子たちにはできない。」ととらえている教師も出てきます。
最終的には個の力を伸ばすことが学校教育に課せられたところでしょう。だからといって、共に生活している児童生徒と関わりをつくらないというのも、どうなのでしょうか。
学校教育が学級という集団で授業を進めている意図を考えてみるとよいでしょう。そこには「集団の教育力」というものがあるからでしょう。先人もそのことは認めているから、現在にいたっているのでしょう。
この「集団での教育力」、特別支援学級では使うことはできないのでしょうか。
むしろ、特別支援学級だからこそ、小集団によって育てられる力がある、というのが私の主張です。

私は、生活単元学習・道徳の時間・スピーチ活動を集団での学びの場と位置づけ、継続的に授業を展開しました。
最初は、ものを作ったりする活動から入った方がよいでしょう。個々で取り組める時間を保障しつつ、隣ではちょっと違ったものを作っているということで、他者に関心を寄せる機会となるかもしれません。その中で教師や支援員が橋渡しとして、関わりを作っていけるとよいでしょう。
次の段階では、お楽しみ会などのレクを作っていく活動をしてみるとよいでしょう。ものづくりとは逆で、今度はひとつもの(お楽しみ会)をみんなでつくっていくということが主となります。その中で役割を分担して個々に進める時間を取るのです。子どもたち同士の関わりは増えることでしょう(自然な形で増やすことができるでしょう)。
上記のような活動を授業で取り組ませていき、給食や清掃時間・朝の会や帰りの会をみんなで取り組ませていくことで、所属感やみんなで取り組むことの良さを自然な形で積ませていきましょう。
そして、スピーチや道徳などで意見を聴き合う時間をつくっていくことになります。集団で学び合うことによって、子どもたちは考えの違いを理解しながら自分の考えを創っていけるようになりました。

自閉症・情緒等学級ではなおさら、集団での授業に取り組まれることを望みます。まずは、授業が成立するという価値を大切にしてほしいです。このような時間を意図的に仕組まなければ、この学級の子どもたちは周りの児童生徒と関わろうとすることが少ないままでしょう。彼らの社会性を育てるには、学校生活全般に含まれる授業の時間でこそ大切にされるべきなのです。授業を通して集団を育て、集団づくりから個々の力を伸ばしていくのです。
私も当初は、「一斉で授業をするのは難しい。研究授業ぐらいに単発でやればいいだろう」と思っていました。しかし、一斉形式の授業の可能性を見せてくれたのは、目の前の子どもたちのがんばりだったのです。
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プロフィール

Teru3128

Author:Teru3128
小学校、特別支援学級の担任です。
今年度で教職14年目。
教師修業をぼちぼちと進んでいます。

本年度は、特別支援学級における「道徳授業」を追究する一年間です。
失敗から見えてくるものを大切に、授業実践の楽しさに浸っています。

そして、今年は有田実践からも学び広めていきます。

心を耕し、技術を磨いていきます。
よろしくおねがいします。

ありがとうございます!
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