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音読と指読みを

前田勝洋先生は、「指読み」のすすめを指導されています。

「指読み」は、聞きなれない言葉でしょうが、他の子どもが音読している場合、聞いている立場の子どもが、どういう姿勢で「読み」に参加するかということで生まれた読み方です。役割読みや丸読みをしているとき、他の子は、利き手の人差し指で、今読んでいる文字を辿っていく読み方です。
 他の子どもが読んでいる場合、聞いている子どもたちは、以外にも教科書を見ていません。文字を追わないのです。これでは文字に対してのこだわりも生まれません。中学生でも、古典を読んだり、社会科や理科の教科書を読んだりするときには、指読みは、
実に効果的な読み方になります。文字をきちんと押さえていく力を育てていきます。      
  (『授業する力をきたえる』黎明書房、2007)

 私は「指読み」について、特別支援学級の児童生徒にも有効な手だてであると考えています。
 前田先生が言うとおり、他の子どもが読んでいるとき、教科書を見ていません。ながめている感じです。これでは聞く耳を育てることもできません。読む子以外の子どもたちにとっては休憩時間となってしまいます。聞く耳を作っていくためにも、どこを読んでいるかを辿りながら聞くことが大切です。
 指読みは授業への主体的参加を表していると考えます。子どもたちが授業に対して集中できていれば、「友達の音読も聞き漏らさないぞ」という構えになるでしょう。指読みが出てきているか否かは、友達を大切にしているか否かにも結びつきます。「指読みするよ」。教師からの一言によって、授業で学級づくりができるのです。
 指読みができていれば、聞けていると評価することができます。きちんと聞けていなければ、どこを辿ればいいのか分からなくなりますからね。指読みがきちんとできていなければそこに指導の手を入れていけばよいのです。「今、どこ押さえてる?」この一言で、子どもたちがまた授業に参加することができます。
 このように、指読みは、ただの指導技術にとどまらず、子どもへの意欲づけ・学級づくり・評価と指導の一体化など、多くの価値を見出すことができます。ぜひ、教室に取り入れてみてください。子どもたちの授業への臨む態度が変わっていきます。

 また、前田先生も言っていますが、国語だけでなく、社会科や理科など全ての教科で音読を取り入れるとよいでしょう。理科や社会科については、高学年の教科書だと、読めない・意味の分かりづらい抽象的な言葉がたくさん出てきます。何度も音読して、内容が理解できてくると、そこから考えたり自分の思いをもったりすることが可能になります。すらすらと音読ができないレベルでは、理解もほとんどできていないと判断してよいでしょう。音読を日常化させていき、当たり前の空気を教室に醸成することが学力向上につながっていきます。
 ※ 指読みは「音読を聞く」ことと「指で文字を辿る」こと二つのことを同時に行っていると見ることができます。このことは支援を要するお子さんにとっては難しいのではないかということを聞いたことがあります。即ち、「音読を聞く」ことに集中すれば指で辿ることが難しくなり、「指で文字を辿る」ことに気が向くあまり、音読が聞けていないということも出てくるそうです。しかし、前者は考えられますが、後者については、音読が聞けていない状態で正確に文字を辿ることはできていないでしょう。
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Teru3128

Author:Teru3128
小学校、特別支援学級の担任です。
今年度で教職14年目。
教師修業をぼちぼちと進んでいます。

本年度は、特別支援学級における「道徳授業」を追究する一年間です。
失敗から見えてくるものを大切に、授業実践の楽しさに浸っています。

そして、今年は有田実践からも学び広めていきます。

心を耕し、技術を磨いていきます。
よろしくおねがいします。

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