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1分単位、数十秒単位で子どもの動きを想定した手だてを考えられるか…授業構想の段階

 授業の構想を考える段階での話です。子どもの意見や動きを想定して授業案を考えるでしょう。特別支援学級において授業を成立させるためには、通常学級以上に子どもの動きを想定されていなければなりません。「秒単位」というのは決してオーバーな話ではないのです。実践者なら賛同していただけるでしょう。
 支援学級では、複数学年・発達段階の異なる児童生徒が一つの教室で授業を受けます。少人数ではありながら、子どもの幅は場合によっては通常学級の比ではないこともあります。個別で学習を進める場合もありますが、生活単元学習や行事などでは学級で取り組むこともあります。

 「この子が、授業に集中できなくなったら、この課題を出そう」
「発問をしたら、まずはA児から個別指導を進める。そして、全体にも気を配りながらB児の動きにも注意する。B児が立ち始めたら、支援員さんについてもらう。それでも落ち着かなければ、私が一度話を聴く」
「C児は、みんながプリントを書いているときは、こちらのプリントで書かせよう。できたものを提示させて、授業への参加を認めていこう」

授業の行為一つ一つを細かく切り刻むことです。細分化してみるのです。そしてステップがどこにあるのか、どこでステップをも受けることができそうかを考えてみるのです。
「授業を細分化し、ステップをおさえる」…どれだけ細かく切ることができるかが、教師の力量を図るものとなります。学ぶ仲間がいるのなら、ぜひ一つの指導案の一部分で構いません、そこで予想される教師の動き・子どもの動きを細かく細かくイメージしてみて、それを出し合うことをお勧めします。
これができるようになると、指導案の言葉一つ一つにもこだわりが生まれてくるでしょう。「どうしてその言葉を使うのか」という思考に進むはずです。授業を作っていく際に「どの言葉を使おうか」ということは、同時に「どの言葉を使わないか」ということなのです。「作る」ということがある程度できるようになったら、次は「削る」ということを教師修業の一つのテーマにしていくとよいでしょう。「削る」という視点でこれまでの自身の実践を省察してみることです。そのためにも分単位・秒単位で授業を考えるということは、思考のトレーニングとしても効果的であると思います。秒単位で考えていけば、無駄な言葉など使っていられません。すべてに教師の意図がある(教師が説明できる)授業展開となっていくでしょう。
さて、考えてみたものがその通りに授業でできるかといったらそんなことはあり得ませ
ん。こちらの想定が至らなかったのかもしれないし、発問が子どもに伝わらなかったのかもしれません。子どものテンションが下がっていたり、授業に身が入らない何かがあったりしたかもしれません。授業実践などというものは、こちらの思いどおりにいかないというのがその本質なのです。だから、実践者はもがくし、上手くいった時には子どもと共に喜び合うことになるのです。しかしながら、次の授業はまた上手くいかずにもがきを始める…(これでいいのだ。実践者はこの姿に大きな誇りをもっていい。いや、誇りをもたねばならない)。
個をみながらも、常に全体に意識を配ることが技術として必要であり、教師がそのこと
を意識して授業に臨むことで、力量をつけることができます。「少人数でも、いかに個と全体を見ることができていないか」ということに最初は愕然とするでしょう。しかし、教師として力量を高めるには必要なのです。そこからの一歩が、あなた自身のためになり、目の前の子どもたちのためになるのです。
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Teru3128

Author:Teru3128
小学校、特別支援学級の担任です。
今年度で教職14年目。
教師修業をぼちぼちと進んでいます。

本年度は、特別支援学級における「道徳授業」を追究する一年間です。
失敗から見えてくるものを大切に、授業実践の楽しさに浸っています。

そして、今年は有田実践からも学び広めていきます。

心を耕し、技術を磨いていきます。
よろしくおねがいします。

ありがとうございます!
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