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【追究の有田本】No.58 環境教育としての「ゴミ学習」

【追究の有田本】No.58をお届けします。
今回は、
『環境教育としての「ゴミ学習」』1995年、明治図書
http://www.amazon.co.jp/dp/418445903X

本書は1973年発刊『市や町のしごと ごみの学習』の復刊である。そして、私が小学4年生を担任して、「ゴミ学習」の実践をする際に最も参考にした資料でもある。それだけに思い入れの強い一冊であり、私の授業力を一歩高めてくれた本である。

①追究問題をもつまで
 有田学級の児童は、有田先生から授業の「ネタ」が出されると、すぐに追究をしていくというイメージが強くあった。しかし、そのようになるためには鍛えられたり、課題をもつまでの右往左往があるのだ。有田学級の児童が「追究をもつまで」に、有田先生が非常にていねいに子どもたちへ指導している様子を読み取ることができた。

1.子どもの実態調査「ゴミについて知っていること」
→2.ゴミについての課題提供(新聞切り抜きやごみ問題の紹介。ゴミのことを話す)
→3.ゴミについて知っていることを文に書かせる
→4.教室のゴミの分析研究
→5.学校のゴミはどのように処理されているか
→6.ゴミを収集するのはどこの人か
→7.見学に向けての予想作文
→8.清掃工場見学
→9.「こんなことを勉強したい」ということを書かせる
→10.問題の整理の仕方を話し合う
→→→追究問題がかたまる。

 ここに出てきた「予想作文」の実践は、私も追試した。有田先生が書かれているように、これを書かせると私の学級の児童も見方が変わっていった。それは「予想作文と比べながら、実際を見るように指導すると、見学の姿勢が変わってくる」というものである。ただ漠然と見るのではなく、「予想と比べて」という視点をはっきりもたせて見学することができるようになる。

②授業記録から見えてくるもの
 有田先生は言う「授業中、ポツンと発言した言葉の底に、どんなことが流れているのかつかまないと、子どもを伸ばし、成長させることはできないことに気づいたのである。しかし、底に流れている、その子の思考体制のようなものは、ある期間ずっと追究しないとつかめない」。授業記録を取って子ども研究をすることは、子ども理解・教師力を高めるために効果的な修業のあり方である。
 ていねいに授業記録を読むと、有田学級の子どもたちは仲間の意見をよく聞いている。聞いているから、つなげて発言(「~さんにつけ加えなんですけど」「○○に似ているんですけど」「ちょっとまとめるんですけど」)することができている。また、調べてきたことを上手に発言の中に入れて、自己の意見の説得力を高めている。これらの発言をうながしている、有田先生の「挑発」もよく出てくる。これによって、意見が深まっていく。本質的な話し合い・授業のねらいに向かっている。

③実践の理論的背景 ~霜田一敏先生~
 社会科の単元を簡単に定義づけると「子どもが現実の生活に直面する問題の解決を中心とする、効果的な経験の有機的なまとまり」であり「子どもの生活経験のある有意義な領域において、次々と自然に成立していく学習活動の系列」とよばれるものである。
○有田実践の価値
1.環境のことをよく考えて実践している
2.現代的な視点が生きている
3.視野が広い  
4.追究的な社会科学習のすすめ方をさぐるのに役立つ実践である
5.子どもたちがどんどん成長している 
6.子どもが教材をつくり出して授業の中にもちこんでいる
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プロフィール

Teru3128

Author:Teru3128
小学校、特別支援学級の担任です。
今年度で教職14年目。
教師修業をぼちぼちと進んでいます。

本年度は、特別支援学級における「道徳授業」を追究する一年間です。
失敗から見えてくるものを大切に、授業実践の楽しさに浸っています。

そして、今年は有田実践からも学び広めていきます。

心を耕し、技術を磨いていきます。
よろしくおねがいします。

ありがとうございます!
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