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365日 指導のポイント12か月~特別支援学級の実践~ 4月

新年度、子どもも教師も心機一転。とはいっても、4月1日が始まると、入学式・始業式に向けての準備で忙殺されそうな日々。ですが、今の時期だからこそやるべきこと・やれることがあります。
① ゴールイメージを描く(共有する)
 学級や授業での子どもたちの姿について、また、教師自身のねらうところについて、年度終わりの3月に思いを馳せてみましょう。これからスタートするぞというタイミングだからこそ、ゴールを見据えることの価値があるのです。そして、ここで描くゴールイメージを鮮明に描けるか否かが教師力の差となるのです。
 「ゴールイメージを鮮明に描く」とは、「~~ができる」というものを具体的にもつということです。
 例えば、授業で言えば
・クラス全員が、最初の音読では全員挙手できる。  ・全員発言ができる
・授業感想を全員が、○行以上書くことができる。
・資料から○分間で、△個以上の見つけを全員ができる。
など、数字や場面を入れられると、より具体的にイメージをもつことができると思います。
 もちろん、そのイメージに想定よりも早く到達すれば、その段階でゴールの段階を上げていけばよいのです。このことも、ゴールイメージを4月の段階でもっているからこそできることなのです。
 そして、4月の段階で、まずは「ゴールイメージまでもっていくぞ」という思いをもって実践してみるのもよいでしょう。ゴールで必要だと考える学習技能を4月の段階で体験させてみる。これによって、弱い部分(=伸ばしていける部分)が見えてくるでしょう。
 さらに、このゴールイメージを学年集団で共有することができれば最高です。子どもたちをチームで育てようとするなら「共有」はキーワードになります。できれば、トップダウンで主任が提示する(押しつける)のではなく、ぜひ、ゴールイメージを出し合って、共有する時間をもちたいですね。

② 出会いの瞬間を大切にしたい
 どんな子どもも、新年度は「新しい一年、がんばるぞ」という思いを強く抱いています。その思いに寄り添える教師でありたいです。子どもたちを出迎え、出会いの瞬間、その一日を大切にしたいです。
 ぜひ、自分の得意技で勝負ができるといいと思います。デジタル機器が得意な人は、その面を生かせばいいでしょう。手書きが得意な人は、文章やイラストは喜ばれると思いますよ。いきなりゲームなどができたら、その学級の子どもは興奮気味に教室での様子を保護者に話すでしょう。この一日を子どもたちと楽しむことができる時間としていきましょう。この時間をていねいに過ごすためにも、事前準備を入念に進めておきましょう。この準備時間を確保することから逆算して優先順位をつけていく、4月1日からの仕事が見えてくるでしょう。仕事が見えれば進めるだけです。それによって精神的なゆとりも生まれてくるはずです。教師のゆとりは子どもたちが活発に動く姿に還っていきます。

③ ペースを意識して仕事を進める
 新年度、教師も学年・学級が変わり心機一転となります。熱い気持ちをもって日々を過ごすでしょう。しかしながら、オーバーペースにならないようには注意したいところです。勝負は一年間です。まだまだ始まったばかり(子どもが来る前では、「まだ始まっていない状態」)です。準備すべきモノ・コトは挙げれば限りがないでしょう。だからこそ、準備(仕事)の優先順位をつけることを大切にしたいです。分掌や学年の仕事をしてから自分のクラスについての準備に取りかかるはずです(この辺りの仕事の優先順位を誤ってはならない)。できる範囲内で、やれることをすればいいのです。「出会いの瞬間」に一番必要なものは「担任の先生の笑顔」です。初日に笑顔がなくなってしまうようなペースでの仕事であってはいけません。

④ 子どもの「好き・得意・がんばれる」を知る
 出会った子どもたちと関係を築くことが一番にすべきことです。そのためには、子どもたち一人ひとりの「好き・得意・がんばれる」ものを探っていくことです。授業場面・会話の中から・休み時間や給食の時間を使って、いろいろと手だてを講じて、見つけていくのです。技能教科での授業の様子も参考になるでしょう。音楽が好き・体育が得意なども見えてくると思います。
 事前に把握することもできます。前担任から情報を得たり、要録を見返したりすることも効果的です。そして、特別支援学級としては、個別の教育支援計画・個別の指導計画も有効に活用したいです。また、事前の把握については、障がいの特性については勉強しておく必要があります。もちろん、子ども一人ひとり、同じ人はいないのだが、バックボーンや教科書的な知識は入れておくことでその子に対する理解は確実に深まります。
 しかし、目の前に子どもたちが来たら、事前に把握した情報は横に置いて、その子をよく見て、手立てを講じていくことがやはり、子ども理解の第一になります。

⑤ できるだけ早く授業を始める
 このことが4月一か月の指導ポイントの中で、大切なことだと考えます。
まずは、④で述べた子どもたちのがんばりを大切にできる授業開きをしたいです。先生の得意な面を生かしながら、子どもたちが笑顔になれる授業を作っていけるといいでしょう。活動やゲームを入れても効果的でしょう。
「今年は、新しい先生と新しい仲間と一緒に、勉強頑張れそうだ」という期待を膨らませられる授業にしていくことに心がけてください。
そして、授業規律を作っていくことを4月では特に大切にしたいです。ポイントは「当たり前」を増やすことです。発言することやノートに意見を書くこと、先生や友達の話を静かに聞くことなど、教室で大切にしたいことを指導していくのです。そして、教室に「当たり前の『空気』」を醸成させることを心がけてください。担任がどれだけ話しても響きにくい子どももいるでしょう。実際の授業場面で指導するのが一番です。ここでも注意すること以上に褒めることを中心に指導を進めたいです。「当たり前」を増やすということは、教室に「学びの空気」を作っていくことです。「授業は、みんながみんなとがんばる時間」ということを、授業を通して指導を重ねていきましょう。当たり前の空気ができれば、授業の進度・深さは加速度的に進んでいきます。4月5月のがんばりが一年間を左右します。
 「授業で学級づくり」というのが私の指導の大きな柱としてあります。4月のこの時期、係や級訓を決めたり、子どもたち同士のつながりをもったりする活動を入れたいと考えるでしょう。もちろんこれも必要な視点です。しかし、子どもたち同士のつながりをもてる活動は授業でもできます。学校の本筋が授業なのだから、授業で行っていくことが教師としては必要なことなのです。授業を通して、思いやりや感謝の気持ちを育てたり、がんばる力を鍛えたり、子どもたち同士が知り合う時間にしたりしていくのです。

⑥ 保護者との信頼関係を築く
 子どもだけでなく、保護者も4月は、「どんなクラスだろう。どんな先生だろう」と気をもんでいます。保護者との信頼を築くことも4月のポイントとして外せません。連絡帳や電話・家庭訪問や懇談会など、保護者と話のできる時間が多いです。これらをていねいに活用しましょう。
 まずは、保護者の意見を「聞く」ことからです。保護者自身の思いを出してもらうのです。こちらがお願い等をできるのは、その後であると心得たいです。4月の教師の保護者似対するスタンスは「御用聞き」です。これが、保護者から信頼される教師の姿であると考えます。
 引き継ぎがきちんとできているか否かは、特に支援を必要とするお子さんの保護者との関係づくりにおいては大切なこととなります。そのような保護者は、毎年この時期になると、新しい担任にお願いすることがあったり、担任からお子さんについて尋ねられたりすることがあるのです。保護者の中には、このことが苦痛になっている人も少なくありません。引き継ぎが適切にできていれば、「お子さんは、こうですよね」とこちらから確認をすることができますし、尋ねる必要のないことを聞くことが減ります。確認の形で聞くことができれば、保護者も「この先生は、前担任から引き継ぎをちゃんとやってもらっている。信頼できる先生だ」と思ってもらえることができるのです。

⑦ とにかく多い、提出文書
 特別支援教育に関する提出文書は、やたらと多いです。しかも同じような調査が、期限も迫った中で手元にやってきます。こういうことは経験を踏めばそれほどではないのだが、初めてだと学級事務を進めながらこちらも作成しなければならず、面と食らうことでしょう。以下のようなものが28年度4月にはありました。
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プロフィール

Teru3128

Author:Teru3128
小学校、特別支援学級の担任です。
今年度で教職14年目。
教師修業をぼちぼちと進んでいます。

本年度は、特別支援学級における「道徳授業」を追究する一年間です。
失敗から見えてくるものを大切に、授業実践の楽しさに浸っています。

そして、今年は有田実践からも学び広めていきます。

心を耕し、技術を磨いていきます。
よろしくおねがいします。

ありがとうございます!
ハッピー

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