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【追究の有田本 No.17】写真でみる生活科授業づくりテキスト

【追究の有田本】No.17をお届けします。今回は、
『写真でみる生活科授業づくりテキスト』1994年、明治図書
私が愛教大生時代に、有田先生の著書で最も多く目にしたものが本書である。私より先輩は有田先生の講義を直接受けている。おそらくこの本はその講義での教科書として使用されていたのだろう。科室にある先輩のロッカーには本書があった。この本の厚さやグリーンの表紙は、当時から鮮明に焼きついていた。
実際に中味に目を通したのは、教師3年目、小学2年生を担任したときである。紙芝居による表現活動や「わたしが生まれてから」の実践追試は、本書からの学びによるものである。大きな手ごたえを感じた授業となったことを今でも覚えている。
① 1年生の特権「同化力」
Ⅲ章では「生活科で育てたい能力」について、ひとつひとつ分かりやすく書かれている。「同化力」は、その本筋とは外れるのではあるが、よく分かる言葉である。1年生だからできる実践というものがあるのだろう。そのヒントが、虫や自然と「同化できる能力」なのだろう。変に「学習」型に、入学間もなくから当てはめることはないのであろう。教師自身が1年生の実態や発達の段階を理解するとともに、1年生らしさを育てるという指導者の意識が、1年生の特権を大切にした実践となるだろう。それこそ「学ぶ楽しさ(学習意欲)を育てる」実践である。
有田先生は生活科で一番大切なことは「子どもの発想を引き出し、生かし、伸ばしていくこと」であると書いている。教えるとか指導とするとかいう、教師から子どもに押しつける授業ではなく「子どもの可能性を信じる」「子どもは、身の丈以上に伸びたがる者である」という先入観をもって、授業に臨むのである。生活科の授業には指導者の「子ども観」が如実に表れる。
② 実践と実践とのつながりを見る
Ⅴ章には13もの実践が紹介されている。一つ一つセクション立てられて書かれているが、全体をとして大きな一つの流れ・つながりが確実に存在している。有田学級の児童が「追究の鬼」となっていくのは、この「つながり」がある授業で鍛えられていくからであろう。「一年間は一単元」ということが本書からは非常に分かりやすく読み取ることができる。さりげない中にも、明確な「布石」が組み立てられているところが、有田実践の本当の奥深さなのであろう。
③ 多くの実物(写真)から学べる
有田学級の児童が作った「こんなにりっぱになりました有田がっきゅう(わたしの一年間)」の紙芝居には圧巻。有田学級の1年生が秋の草花でつくった作品も見本となる。表現活動における具体的なよりよいものを教師は多くふれておく必要がある。ゴールイメージを鮮明にもつことにつながる。
本書には有田生活科の全てが書かれていると言っても過言ではない。内容の濃い一冊である。
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プロフィール

Teru3128

Author:Teru3128
小学校、特別支援学級の担任です。
今年度で教職14年目。
教師修業をぼちぼちと進んでいます。

本年度は、特別支援学級における「道徳授業」を追究する一年間です。
失敗から見えてくるものを大切に、授業実践の楽しさに浸っています。

そして、今年は有田実践からも学び広めていきます。

心を耕し、技術を磨いていきます。
よろしくおねがいします。

ありがとうございます!
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