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【追究の有田本】No.60 社会科の活性化 教室に熱気を!

【追究の有田本】No.60をお届けします。
今回は、
『社会科の活性化 教室に熱気を!』1085年、明治図書
http://amazon.co.jp/dp/4189098132

多くの先輩方も読まれたと聞いている本である。いつの時代の社会科教師も必読の書であろう。熱気のある教室を、従業を通じて創っていくのだ、という有田先生の気概が色あせることなく伝わってくる。襟を正す意味もこめて、今後も何度も読み返すことであろう一冊である。

①教師論
・教師は最大の環境である…教師の雰囲気は最も重要な、学習の決め手になるもので 
ある。
・子どもに追究させようとするならば、教師が追究し、学び続けなければならない。
・教材の開発や選定には、教師が子どもの実態をどう把握しているかということや、教師のものの見方・考え方・価値観というものが大きく作用するのである。そこには、教師自らの生き方への問いかけが根底にあるといえる。
・あたためるということは、その教材を問い直すということである。自分の問いでもって追究し直すことである。
・他人から教えてもらえるのは、心構え・手順・とりくみ方などであって、細かい方法はあくまで自分で編
み出すべきである。これができなければ、真のプロにはなり得ない。

②授業は勝負
「勝負する」ということは、これによって子どもの思考を飛躍的に発展させることである。一人ひとりの子どもが、確かに問題をもち、予想がたち、追究の方向がつかめ、問題追究に熱中するようになったとき、勝負が成立したといえる。そして、追究の途中で子どもの考えを大きくゆさぶり、目を開かせ、より確かな藤一のある考えに発展させることができれば、より確かに勝負が成立したといえよう。
 絶えず新しい教材を開発して、「わたしの教材」をもって子どもと勝負しなくてはならない。

③社会科授業を活性化させるには
・指導に一貫性をもたせること…「年間計画」の作成→よい実践は「修正の連続」
 計画がくるうということは、予想以上に子どもが育ったと考え、柔軟に修正したいものである。
・体当たりの学習…体全体を通してものごとをとらえ、ものにはたらきかけ、ものをつくることである。
借りものに頼らず、自分自身のもので、全力をあげて勝負することである。体当たりする「勇気」を学力(学ぶ力)であると考える
・子どもが「○○がどうしても必要だ」という状況に追い込む
・「構成活動」でつくったお店を「ごっこ活動」へつなぐ…「もの」中心から「人」のはたらきに視点が移る。
・授業(単元)が終わった後、子どもがどのように追究し発展させるかで、その学習の価値が決まるともいえる。
・社会科を好きにするには、思いっきり追究させて、本人が驚くほどの力を引き出し、自信をもたせることである。     
・わが師、子どもの声を聞く   
・考えることは書くことである
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【追究の有田本】No.59 内容のない技術は無力である

皆様
愛知の楠本です。

【追究の有田本】No.59お届けします。
今回は、
『内容のない技術は無力である』2003年、明治図書

http://www.amazon.co.jp/dp/4185095228/

本書の題名もハッとさせられるものである。ただ技術を身につけるだけではダメ・無力である。技術を裏付けるモノを教師はもっと磨かなければならない。「いい授業者は、いい教材・内容と技術をミックスしてもっている」のである。確かな内容をもった、生きる技術を磨いていく。

①「追究の鬼」の条件
1.問題発見力が鋭く、平凡なことの中におもしろい「はてな?」を発見できる。好奇心が旺盛である。
2.調べることがうまく、「はてな?」を発見したら必ず調べる。それも、多様なネットワークを使って、継続的に調べる。
3.調べたり、考えたり、判断したりしたことを必ず文に表現する。
4.ユーモアのセンスがあり、ものごとを暖かく、おもしろくとらえ、周りの人々を明るい気持ちにする
5.やさしさや思いやりの心があり、周りの人々を暖かく、明るくする
6.以上のことが、わざとらしくなく、自然にさりげなくできる

②総合を授業する腕
・身近なことから世界が見えるはA、
地域の特産物の追究はA
 「市の特徴」調べはC←特徴らしい具体物を一つ取り上げ、それを徹底的に調べさせる
・総合を授業する腕…
教材開発力があるか。
地域社会に目を向けているか。
具体的な「はてな?」を掘り起こしているか。
・総合の良い教材の条件、視点…
①身近なところから広い世界が見える。
②調べ方を工夫できるし調べやすい。
③どこまでも追究できる。

③内容の「ある」技術
・指導にあたるとき、
「①こんな子どもだから【子どもの実態把握】、
②こんな教材を使って【教材開発】、
③こんな指導をして【指導法】、
④こんな力をつけたい【基礎的な力】」ということを考えておくべきだ。
・「見る力」をつける…
①ながめている←問いかけ 
②見る→はてな?発見 
③よく見る(五感で見る・道具を使ってみる・他のものと比較して見る)→新しいはてな?発見→見続ける・調べる 
④見続ける  
⑤見ぬく
・最近【子どもをさり気なく鍛えよう】という考えが弱いのではないだろうか。特に、この単元の「基礎・基本はこれだ。何としてもこれだけは指導しなくては」といった考えが弱くなっているように感じる。
・教師は、自分が分かっているから子どもも分かっていると「錯覚」している
・授業と授業の「間」を子どもたちがどう生かすかに注目している

【追究の有田本】No.58 環境教育としての「ゴミ学習」

【追究の有田本】No.58をお届けします。
今回は、
『環境教育としての「ゴミ学習」』1995年、明治図書
http://www.amazon.co.jp/dp/418445903X

本書は1973年発刊『市や町のしごと ごみの学習』の復刊である。そして、私が小学4年生を担任して、「ゴミ学習」の実践をする際に最も参考にした資料でもある。それだけに思い入れの強い一冊であり、私の授業力を一歩高めてくれた本である。

①追究問題をもつまで
 有田学級の児童は、有田先生から授業の「ネタ」が出されると、すぐに追究をしていくというイメージが強くあった。しかし、そのようになるためには鍛えられたり、課題をもつまでの右往左往があるのだ。有田学級の児童が「追究をもつまで」に、有田先生が非常にていねいに子どもたちへ指導している様子を読み取ることができた。

1.子どもの実態調査「ゴミについて知っていること」
→2.ゴミについての課題提供(新聞切り抜きやごみ問題の紹介。ゴミのことを話す)
→3.ゴミについて知っていることを文に書かせる
→4.教室のゴミの分析研究
→5.学校のゴミはどのように処理されているか
→6.ゴミを収集するのはどこの人か
→7.見学に向けての予想作文
→8.清掃工場見学
→9.「こんなことを勉強したい」ということを書かせる
→10.問題の整理の仕方を話し合う
→→→追究問題がかたまる。

 ここに出てきた「予想作文」の実践は、私も追試した。有田先生が書かれているように、これを書かせると私の学級の児童も見方が変わっていった。それは「予想作文と比べながら、実際を見るように指導すると、見学の姿勢が変わってくる」というものである。ただ漠然と見るのではなく、「予想と比べて」という視点をはっきりもたせて見学することができるようになる。

②授業記録から見えてくるもの
 有田先生は言う「授業中、ポツンと発言した言葉の底に、どんなことが流れているのかつかまないと、子どもを伸ばし、成長させることはできないことに気づいたのである。しかし、底に流れている、その子の思考体制のようなものは、ある期間ずっと追究しないとつかめない」。授業記録を取って子ども研究をすることは、子ども理解・教師力を高めるために効果的な修業のあり方である。
 ていねいに授業記録を読むと、有田学級の子どもたちは仲間の意見をよく聞いている。聞いているから、つなげて発言(「~さんにつけ加えなんですけど」「○○に似ているんですけど」「ちょっとまとめるんですけど」)することができている。また、調べてきたことを上手に発言の中に入れて、自己の意見の説得力を高めている。これらの発言をうながしている、有田先生の「挑発」もよく出てくる。これによって、意見が深まっていく。本質的な話し合い・授業のねらいに向かっている。

③実践の理論的背景 ~霜田一敏先生~
 社会科の単元を簡単に定義づけると「子どもが現実の生活に直面する問題の解決を中心とする、効果的な経験の有機的なまとまり」であり「子どもの生活経験のある有意義な領域において、次々と自然に成立していく学習活動の系列」とよばれるものである。
○有田実践の価値
1.環境のことをよく考えて実践している
2.現代的な視点が生きている
3.視野が広い  
4.追究的な社会科学習のすすめ方をさぐるのに役立つ実践である
5.子どもたちがどんどん成長している 
6.子どもが教材をつくり出して授業の中にもちこんでいる

【追究の有田本】No.57 新課題に挑む社会科授業

【追究の有田本】No.57をお届けします。
今回は、
『新課題に挑む社会科授業』1995年、明治図書
http://www.amazon.co.jp/dp/4184447023/

 社会科授業をつくっていく際に、時代や社会情勢に伴って授業も変化していくことが常である。そのため社会科教師は、世の中の動きに対して目を配り、授業化へとつなげていくための研鑽が不可欠である。本書でも環境問題や異文化理解・生命尊重といった、当時における今日的テーマに対して、有田先生は追究の姿勢を示されている。新しい社会の動きに対応するための社会科教師としてのあり方を学ぶことができる。

① 校内研究のあり方
・研究テーマのある授業でなければ「研究授業」の名に値しない
・【毎日の授業そのものが、研究になるようにせよ】…研究授業をするときまで実践を積み上げ、それをみてもらう。授業をして指摘されたことを、以後の実践に取り入れ、研究授業をする前より一段と進歩しなければ、研究授業の意味がない。
・「何を、どのように指導したら、どうなったか」ということを記録していくことである。記録を取らない研究なんてあり得ない。なぜなら積み上げがないからである。
・授業の見方…予想をもって授業を見る→現象の奥にどんな意味があるのかを考えながら見る

~追究型の授業づくり~
1.教師の提示する資料は一・二にしぼる。 
2.子どもが「はてな?」を発見できるような助言・示唆を考えておく。
3.解答を教えるのではなく「調べ方」を教えていく
4.発問・指示は可能な限り少なくする

・「見たい、知りたい、どうにかしたい」ようにする…既知だと思っていたことが、未知の状態であることに気づかせる。
・「この程度ではなくもっと詳しくその奥が知りたい」ようにする…ポイントどころで「ゆさぶり」を入れる。

②たのしい授業の必要性
・「たのしい授業」というのは、ある抵抗をのり越えたところにある。抵抗も名にもない、何かを作って食べるというだけの活動に、子どもたちは本当のたのしさを感じていないことに注意してほしい。
・参観者も授業にのめり込むようなたのしい授業を目指したい。これが授業研究の究極のねらい。

⚪️面白い教材とは。
 ・子どもの意表をつくもの      
 ・子どもの固定観念(常識)をひっくり返すもの
 ・子どもが新鮮な出会いができるもの 
 ・子どもの目を開くもの

・子どもの側からいえば「遊び感覚で学べる。ひとつの結論を出せば、次の問題が見えてくる。いつの間にか力がついている」といったものである。
・「むずかしいところがあるから好きだ」というようにしたいのである。

③全員参加を目指す授業への手立て
・一時間の授業の中で、全員挙手できる「やさしい」発問を二つくらいは必ず考えておく。
 →「やさしい」けれど、本質的な発問でなければ、子どもは満足しない
・「つぶやき」を騒がしいとみるか、よく参加しているとみるか
・子どもの意表をつくネタ=「興味・関心・意欲」をもって参加するネタを考える
・最も参加度の低い子どもをめあてにしたネタを開発して提示する
・「食べ物」のネタには全員参加する…他には、体験活動・モノの活用・実験や見学

【追究の有田本】No.56 楽しい教室づくりの技術

【追究の有田本】No.56をお届けします。
今回は、
『楽しい教室づくりの技術』2004年、明治図書

http://www.amazon.co.jp/dp/4185102259/

有田先生の学級経営論にかかわる論考がまとめられている。1988年に『楽しい教室づくり入門』が発刊されているが、本書はそれと重なる部分もあれば、新たな内容も記されている。ここでは、本書から新たに学んだことや気づいたことをまとめていく。

①子どもを理解する力量アップを図る
・長所をほめて「その気にさせる」ことが成長のポイント。具体的な内容をあげてほめる。子どもはほめられた方向に育つ。ほめてほめて(さりげなく、くり返し、続けて)方向を示す。
・絶対評価の大切なポイント…【この時間は、○○のことを指導するのだ!】という目標を鮮明にもって授業に臨む     
・子どもを見ぬくために「ミニテスト」が効果的
・「挑戦しようとしている意欲」を高く評価し、そのことを的確に子どもに伝える(通知票所見に書く)
・「子どもを見るということは、子どもに問いかけることであり、子どもの問いかけに耳を傾けること」
→子どもに「問いかける」ということは、そこに「はてな?」を発見することである
・「驚きをもって子どもを見る」「『どの子にも必ずいいところがある』という先入観をもって見る」…楽しむようになるよう努力する→子どもの「心」まで見えるようになる
・「優しさ」「思いやり」を育てる…教師は子どもから優しさや思いやりの心を学ぶべき
・子どもに学びながら、教師も人間の幅を広げる…「子どもたちに合わせながら、徐々にねらう方向へ導く」という【ねばり強さ】と【幅】が必要

②子どもも授業もよいところに目をつける
・友達のよいところをとらえるように指導するには、なんと言っても、教師がやってみせる必要がある。教師が子どもの「よい行為」をみつけてほめていると、いつの間にか子どもにうつっていく。
・子ども一人ひとりのなかに「よいネタ」つまりその子をほめ伸ばすネタをみつけようと努力している
・教師は、人のよいところをみつけてほめることが大好きな人間にならなければならない
・よいことを知らせた子どももほめる

③一言少なく、一手少ない指導
 手取り足取りの指導(教育的良心)が、子どもにとってよいのであろうか。わたしは、子どものためにつくすということは、手取り足取りの指導ではなく、一言少ないことや、一手少ない指導だと考えている。子ども一人ひとりを、主体的に育てることが教育の目的なら、指導過剰はマイナス効果である。一流の教師は「おしゃか様の指」のような教師で、三流の教師は「一言多く、一手多い」指導をしているのではないだろうか。
 一流の教師は、子どもが「自分一人の力で育ったのだ、成長したのだ」と思わせる教師である。「一言少ない指導」や「一手少ない指導」は、忍耐が必要である。子どもが困っていると、すぐに手を出したくなる。そこをがまんすることが、本当に子どものためになるのである。

学級づくりのめあて…
①楽しい学級をつくる
②授業へ挑戦する子どもを育てる
③知的好奇心を高める   
授業で学級を創っていく教師として、私自身をさらに高めていく。
プロフィール

Teru3128

Author:Teru3128
小学校、特別支援学級の担任です。
今年度で教職14年目。
教師修業をぼちぼちと進んでいます。

本年度は、特別支援学級における「道徳授業」を追究する一年間です。
失敗から見えてくるものを大切に、授業実践の楽しさに浸っています。

そして、今年は有田実践からも学び広めていきます。

心を耕し、技術を磨いていきます。
よろしくおねがいします。

ありがとうございます!
ハッピー

ジオターゲティング
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